【金魚シリーズ】切手の買取価格は?鑑定価値&売買相場《全12種類》
金魚が描かれている中国切手は金魚シリーズと呼ばれ、全部で2つの額面で12種類の切手が発行されています。
デメキンなど日本でもおなじみの金魚から、あまり目にすることがない珍しい金魚までいろいろな切手がデザインされているので見ごたえがあります。
中国切手ですのでコレクター以外は持っている人は少ないかもしれませんが、金魚シリーズは使用済み切手でも買取してもらえます。
ここでは金魚シリーズの特徴と鑑定価値についてまとめていますので、お持ちの方は参考にしてみてください。
【全12種類】金魚シリーズ切手の買取価格・鑑定価値《売買相場一覧》
中国切手で人気がある切手の1つが12種類の金魚が描かれている金魚シリーズです。日本でも知られている金魚もあり、日本でも中国でも人気です。ここでは12種類の金魚シリーズ切手の特徴や買取相場についてまとめています。
①【シロハナフサ(4分)】鑑定価値と買取価格相場
時代 | 1960年6月1日 | |
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価値 | D | |
相場 | 未使用:200円から1,300円 使用済:50円から180円 |
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額面・種類 | 4分 | |
画像出典 | なし |
シロハナフサは全身が白っぽい花のような雰囲気がある金魚です。発行枚数が400万枚で現存枚数も多いため、金魚シリーズの中でもそれほど鑑定価値は高くありません。
ですが、未使用で状態が良いものであれば1,000円を超える価格で取引されることもあります。また使用済み切手でも100円前後の価値はあります。
②【黒赤デメキン(4分)】鑑定価値と買取価格相場
時代 | 1960年6月1日 | |
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価値 | D | |
相場 | 未使用:200円から1,300円 使用済:50円から180円 |
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額面・種類 | 4分 | |
画像出典 | なし |
黒赤デメキンとは、日本でもおなじみの目が大きく突き出した金魚でお腹の部分のみ赤いデメキンになります。
珍しいデメキンではありますが、切手としての価値はそれほど高くなく、未使用の並品だと1,000円以下になることも多いです。ただ使用済み切手でも業者判断にもよりますが、100円前後で取引されています。
③【水泡金(4分)】鑑定価値と買取価格相場
時代 | 1960年6月1日 | |
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価値 | D | |
相場 | 未使用:250円から1,600円 使用済:50円から180円 |
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額面・種類 | 4分 | |
画像出典 | なし |
水泡金とは中国でよく飼われている金魚で、目の下に泡のように膨らんだ袋があるのが特徴です。いろいろな模様の金魚がありますが、切手に描かれているのが尾ひれのみが白くその他が赤い金魚になります。
金魚シリーズ4分切手の中では最も鑑定価値が高く、未使用で状態が良ければ1,600円程で取引されています。
④【ランチュウ(4分)】鑑定価値と買取価格相場
時代 | 1960年6月1日 | |
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価値 | D | |
相場 | 未使用:200円から1,300円 使用済:50円から180円 |
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額面・種類 | 4分 | |
画像出典 | なし |
ランチュウは日本原産の金魚で、背びれがなく丸い体型をしているのが特徴です。ランチュウ切手は発行枚数も多く、現存枚数も比較的多いため金魚シリーズ4分切手の中でもそれほど価値は高くありません。
状態が良ければ1,000円以上で取引されますが、たいていは数百円程度の価値になります。
⑤【リュウキン(8分)】鑑定価値と買取価格相場
時代 | 1960年6月1日 | |
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価値 | D | |
相場 | 未使用:600円から4,000円 使用済:50円から180円 |
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額面・種類 | 8分 | |
画像出典 | なし |
リュウキンは丸い身体に尾ビレが大きく発達した金魚です。リュウキン切手は発行枚数が800万枚とおおいのですが、それでも金魚シリーズ切手の中でも価値が高い切手です。
並の状態の未使用品でも1,000円前後、状態が良ければ1枚で4,000円程で取引されることもあります。ただ使用済み切手だと他の金魚シリーズ切手と同等の価値になります。
⑥【クロデメキン(8分)】鑑定価値と買取価格相場
時代 | 1960年6月1日 | |
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価値 | D | |
相場 | 未使用:250円から1,500円 使用済:50円から180円 |
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額面・種類 | 8分 | |
画像出典 | なし |
クロデメキンは日本でもおなじみの前身が黒くて目が突き出た金魚です。発行枚数が800万枚と多かったこともあり、額面は4分の倍ではありますが価値は4分とそれほど変わりません。
そのため未使用品でも1,000円前後、状態が良くても1,500円程度の価値となります。また使用済み切手でも100円前後で取引されています。
⑦【頂天眼(8分)】鑑定価値と買取価格相場
時代 | 1960年6月1日 | |
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価値 | D | |
相場 | 未使用:500円から3,000円 使用済:50円から180円 |
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額面・種類 | 8分 | |
画像出典 | なし |
頂天眼は赤デメキンの突然変異種であり、頭の上に目があるのが特徴です。
発行枚数は800万枚と多いのですが、鑑定価値が高くなっており未使用品で状態が並でも1枚1,000円前後、状態が良ければ3,000円近くで買取してもらえる可能性があります。
使用済み切手も買取可能ですが、その場合の買取額は100円前後です。
⑧【オランダシシガシラ(8分)】鑑定価値と買取価格相場
時代 | 1960年6月1日 | |
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価値 | D | |
相場 | 未使用:150円から1,000円 使用済:80円から250円 |
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額面・種類 | 8分 | |
画像出典 | なし |
オランダシシガシラはリュウキンの突然変異種で、頭部が大きく膨れ上がっているのが特徴です。金魚シリーズ8分切手の中では買取価格がそれほど高くなく、未使用品で状態が良くても1,000円前後の買取額となります。
ただ使用済み切手でも状態が良ければ200円以上で買取されることもあります。
⑨【紫オランダ(8分)】鑑定価値と買取価格相場
時代 | 1960年6月1日 | |
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価値 | D | |
相場 | 未使用:150円から1,000円 使用済:80円から250円 |
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額面・種類 | 8分 | |
画像出典 | なし |
紫オランダとは薄紫色をしたオランダシシガシラのことです。発行枚数が800万枚と多いことと、現存数も比較的多いため、金魚シリーズ8分切手の中では買取額があまり高くはありません。
未使用品で状態が良ければ買取額が1,000円まで上がることもありますが、状態が悪ければ150円程度ということもあります。
⑩【ベニガシラ(8分)】鑑定価値と買取価格相場
時代 | 1960年6月1日 | |
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価値 | D | |
相場 | 未使用:150円から1,000円 使用済:80円から250円 |
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額面・種類 | 8分 | |
画像出典 | なし |
ベニガシラは頭部に肉瘤があって、肉瘤だけ赤く体が白いのが特徴です。日本ではタンチョウヅルに似ている事から丹頂とも呼ばれています。
金魚シリーズ8分切手の中では買取額はあまり高くなく、状態が良い未使用品でも買取額が1,000円にならないこともあります。ただ使用済み切手でも状態が良ければ200円以上で買取されることもあります。
★発行開始年月日/
★額面・種類/
★発行枚数/800万枚
★デザイン/ベニガシラ
★買取相場/
⑪【三色デメキン(8分)】鑑定価値と買取価格相場
時代 | 1960年6月1日 | |
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価値 | D | |
相場 | 未使用:600円から4,000円 使用済:80円から250円 |
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額面・種類 | 8分 | |
画像出典 | なし |
三色デメキンはデメキンの一種で、黒・赤・白の三色に分かれているのが特徴です。発行枚数は800万枚と多いのですが、金魚シリーズの中で最も買取価格が高くなっています。
状態にもよりますが、未使用品で状態が良ければ4,000円近くで買取されることもあります。また仮に状態が並でも1,000円以上で買取されるでしょう。
⑫【紅白デメキン(8分)】鑑定価値と買取価格相場
時代 | 1960年6月1日 | |
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価値 | D | |
相場 | 未使用:200円から1,000円 使用済:150円から500円 |
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額面・種類 | 8分 | |
画像出典 | なし |
紅白デメキンはデメキンの一種で、赤と白の二色の身体が特徴の金魚です。紅白でめでたい印象のある金魚ですが、金魚シリーズ8分切手の中では価値はそれほど高くはなく、状態が良い未使用品でも1,000円くらいの買取額です。
ただ紅白デメキン切手は使用済みも比較的買取額が高く、状態が良ければ500円程での買取も期待できます。
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金魚シリーズ切手とは~製造発行の背景や価値について~
金魚は鮒を観賞用として交配させた魚で、日本でも鑑賞目的で買われています。原産地は元々中国で、中国では縁起が良い盛んとして人気がありますので、そこから金魚シリーズが発行されたのでしょう。
金魚シリーズ切手は1960年に発行された切手で、4分切手は400万枚、8分切手は800万枚と比較的発行枚数は多いです。ただ実際に現存している枚数は不明です。
それは金魚シリーズが発行された後となる文化大革命時代に切手の収集が禁止されて古い切手が処分された歴史があるからです。
また金魚シリーズ切手は12種類ありますが1種類ずつよりも12種類揃っていると買取額が高くなり、状態や買取業者によっても差がありますが、2万円から5万円ほどで買取されています。
まとめ
このように中国切手の金魚シリーズは歴史的な理由により残存数が少なくなっているものもあり、高値で取引されています。
未使用の切手はもちろんですが、金魚シリーズは消印がある使用済みの切手でも買取してもらえます。ただ金魚シリーズ切手は状態によっても買取額が変動しますし、買取業者によっても差があります。
ですので、もし金魚シリーズをお持ちの方は、相場を知った上で高く買取してくれる専門業者に査定してもらうのも高く売る1つの方法です。