切手の種類

【全9種類】震災切手の買取価格いくら?鑑定価値&売買相場《まとめ》

日本切手

プレミアがついている切手の1つに震災切手があります。震災と聞くと阪神大震災や、東日本大震災をイメージする人も多いでしょう。

ですがこの震災切手は関東大震災のことです。この震災切手は買取価格が幾らになるのでしょうか。

関東大震災というと、とにかく昔のことですのでプレミアがついていると思いがちです。ですが実際にはそこまで高い買取価格にはなっていません。

【全9種類】震災切手の買取価格・鑑定価値《販売相場一覧》

震災切手には全部で9つの種類があります。すべて額面別に分けることができるので、1つずつ買取価格を確認していきましょう。ただ4銭以上と3銭以下で買取額の相場がまったく違うのがポイントです。

①【震災切手5厘(1/2銭)】鑑定価値と買取価格相場

noimage 時代 1923年~1925年
価値 D
相場 買取額は80円~200円程度
使用済みでも80円~200円程度
額面・種類 5厘(1/2銭)
画像出典 なし

震災切手で最も額面が小さいのが5厘です。額面の表記は1/2銭となります。図案としてはトンボと桜と富士山が採用されていて、焦げ茶色のインクで印刷されているのが特徴です。

  • 買取額は80円~200円程度
  • 使用済みでも80円~200円程度

使用済みでも未使用品でも同じくらいの買取価格になっています。さほど高いプレミアはついていません。発行枚数も多いため希少価値が高くないからです。

②【震災切手1.5銭】鑑定価値と買取価格相場

震災切手1.5銭 時代 1923年~1925年
価値 D
相場 買取価格は100円~500円程度
使用済みでも30円~100円程度
額面・種類 1.5銭
画像出典 福ちゃん

震災切手には細かい額面の物が多くあります。その1つが1.5銭切手です。額面の表記は1 1/2となっています。印刷色は青色で、図案は5厘と同じくトンボと桜と富士山になります。

  • 買取価格は100円~500円程度
  • 使用済みでも30円~100円程度

1.5銭切手は未使用品の買取額の方が高くなっています。使用済みだと若干ですが買取価格が下がるので、まとめて売りに出すといいでしょう。

③【震災切手2銭】鑑定価値と買取価格相場

noimage 時代 1923年~1925年
価値 D
相場 買取価格は100円~500円程度
使用済みでも30円~150円程度
額面・種類 2銭
画像出典 なし

震災切手の2銭は茶色で印刷されているものです。図案も同じくトンボと桜と富士山が採用されています。かなりの枚数が発行されているため、希少価値としてはほぼありません。

  • 買取価格は100円~500円程度
  • 使用済みでも30円~150円程度

未使用品の方が使用済みよりも高値をつけているのがわかります。状態次第ではあるのですが、使用済みだとだいたい30円になるでしょう。

④【震災切手3銭】鑑定価値と買取価格相場

noimage 時代 1923年~1925年
価値 D
相場 バラ1枚の買取価格は50円~200円程度
使用済みだと10円~100円程度
額面・種類 3銭
画像出典 なし

震災切手の3銭は赤色のインクで印刷されているのが特徴です。デザインは他のものと同じくトンボと桜と富士山になります。発行枚数が2億枚を超えていることもあり、希少価値はありません。

  • バラ1枚の買取価格は50円~200円程度
  • 使用済みだと10円~100円程度

よほど保管状態の良いものでないと100円の壁を超えることはできません。一般的な状態の切手だと、だいたいが最低買取価格程度に落ち着くでしょう。

⑤【震災切手4銭】鑑定価値と買取価格相場

noimage 時代 1923年~1925年
価値 D
相場 バラ1枚は500円~2000円程度
使用済みでも500円~1500円程度
額面・種類 4銭
画像出典 なし

震災切手の4銭は緑色で印刷されています。図柄は他のもと同じでトンボと桜と富士山です。この4銭から買取価格がかなりアップします。

  • バラ1枚は500円~2000円程度
  • 使用済みでも500円~1500円程度

桁が1つ違っているのは、発行枚数に差があるからでしょう。4銭切手は約1400万枚の発行で、3銭切手の10分の1以下の発行枚数となっています。そのため希少価値が異なっているのです。

⑥【震災切手5銭】鑑定価値と買取価格相場

noimage 時代 1923年~1925年
価値 D
相場 バラ1枚の買取価格は300円~1000円程度
使用済みだと30円~100円程度
額面・種類 5銭
画像出典 なし

震災切手の5銭は茶色っぽい紫色で印刷されています。図柄は他と同じのトンボと桜と富士山です。買取価格は4銭切手よりも若干ですが下がります。

  • バラ1枚の買取価格は300円~1000円程度
  • 使用済みだと30円~100円程度

買取額が下がった大きな理由は、5銭切手の発行枚数が約3600万枚という点です。倍以上の枚数が発行されたことで、希少価値が下がっています。

⑦【震災切手8銭】鑑定価値と買取価格相場

震災切手8銭 時代 1923年~1925年
価値 D
相場 買取価格は1000円~3000円程度
使用済みでも600円~2500円程度
額面・種類 8銭
画像出典 福ちゃん

震災切手の8銭はオレンジ色で印刷されているのが特徴です。図柄は他と同じトンボと桜と富士山になります。

  • 買取価格は1000円~3000円程度
  • 使用済みでも600円~2500円程度

買取価格がアップしていますが、これは発行枚数が少ないためです。

約500万枚の発行枚数となっているので、希少価値が上がっています。使用済みでも美品であれば、それなりの価格がつくのが魅力です。

⑧【震災切手10銭】鑑定価値と買取価格相場

震災切手10銭 時代 1923年~1925年
価値 D
相場 買取価格は800円~2500円程度
使用済みだと50円~140円程度
額面・種類 10銭
画像出典 福ちゃん

震災切手の10銭は茶色で印刷されています。図柄は少し異なっていてトンボと太陽です。発行枚数は約1000万枚なので、希少価値は高い方になります。

  • 買取価格は800円~2500円程度
  • 使用済みだと50円~140円程度

10銭切手は未使用状態の方が圧倒的に高く買取されています。

使用済みのものがある場合は、他と一緒に査定するなどまとめた方がいいでしょう。まとめて査定することで、買取額がアップするためです。

⑨【震災切手20銭】鑑定価値と買取価格相場

震災切手20銭 時代 1923年~1925年
価値 D
相場 買取価格は1300円~4000円前後
使用済みは50円~150円程度
額面・種類 20銭
画像出典 福ちゃん

震災切手で最大の額面になるのが20銭です。図柄は青色で印刷されていて、図柄は10銭と同じくトンボと太陽になります。

  • 買取価格は1300円~4000円前後
  • 使用済みは50円~150円程度

発行枚数が約460万枚と最も少なくなっています。そのため買取価格も相応の高値をつけているのです。また東京印刷と大阪印刷の2種類がありますが、買取額はさほど変わりません。

レアな震災切手でも状態によって買取額が下がる場合も…

切手

震災切手は全体的に額面以上のプレミアがついています。特に4銭以上の額面のものは発行枚数が少ないことから、比較的に高値をつけているのです。ですが幾ら希少価値が高くても、切手は買取額が下がることがあります。

その理由としては以下のような点があります。

  • 保存状態が悪い
  • 汚れが目立つ

基本的に希少価値が高い切手は古いものが多いため、保存状態によって買取額が大きく左右されるのです。コレクターからしても汚い切手より、きれいな切手を好んでいます。

そのためもしレアな切手を入手できたのなら、専用のホルダーを使うなどでベストな保管状態を保つようにしてください。表面が汚れているのなら乾いた布でかるく拭く程度はしておくといいです。

震災切手を相場以上で高く売る『2つのコツ』

チェック

では震災切手を相場以上で売るには、どんなポイントがあるのでしょうか。ここでは以下の2つを紹介してみます。

  • ネットオークションやフリマアプリは使わない
  • 売るのなら買取専門店を使う

では1つずつ確認していきましょう。

ネットオークションやフリマアプリでは売却NG

切手を売る先としては以下のような店舗があります。

  • リサイクルショップ
  • ネットオークション
  • フリマアプリ
  • 切手買取専門店

この中で多くの人が利用するのが、ネットオークションやフリマアプリでしょう。コロナ禍による影響で、最近では非接触型の取引が優先されているためです。確かにネットオークションやフリマアプリは、スマートフォンがあれば直ぐに利用できます。

ですが基本的に買取価格は下がり気味なのです。何故ならこうした個人売買に近いものは本物であるという証拠がないためです。そのためコレクターが参加することが少なく、落札額も思ったより伸びません。

その結果として希望額に届かないこともあるでしょう。ですので適正価格で買取をしてくれる切手の専門店で取引するのをおすすめします。

【おすすめ】震災切手を買取相場より高く売るなら買取専門業者『福ちゃん』

震災切手とは~関東大震災を機に生まれた切手~

勉強

最後に震災切手について見ておきます。震災切手は1923年に起こった関東大震災をきっかけとして発行されたものです。この関東大震災では切手の管理を行っていた印刷局の逓信省が、震災後の火事によって焼け落ちてしまいました。

その結果として、震災前に使われていた切手の在庫の多くを失ってしまったのです。関東地方が壊滅的なダメージを受けていたこともあり、応急的に切手を製造するのに関西を中心とした民間の会社が請け負うことになります。

追って関東でも業務が行えるようになった印刷会社も手伝うようになったことから、震災切手には大阪印刷東京印刷の2種類があるのです。

暫定的に民間の会社が製造したことから、切手の縁のギザギザである目打ちがないものや、裏面の糊がない切手などもありました。

ポイント

ちなみにこれは手抜きをしたという訳ではなく、切手の生産を優先するための苦肉の策であったと言われています。その証拠に偽造防止のためのすかしは、きちんと入っているのです。

従来のすかし模様とは異なる震災すかしというものです。縦に短い線が断続的に入っているもので、従来の大正すかしよりも簡易的な模様だと言えるでしょう。ただそうしてでも応急処置的に発行する必要があったのです。

結局は1924年に印刷局が復旧したことによって、震災切手は廃止されました。1年足らずの発行ではあったのですが、額面の低いものはかなりの枚数が発行されています。

まとめ

日本切手

震災切手についての情報でした。震災切手は関東大震災をきっかけとして製造されたものです。ただし近年の震災時に発行された復興資金集め目的のものではなく、震災によって失った切手の在庫を埋めるために製造されました。

震災切手は細かい額面のものも多く、全部で9種類が発行されています。

ただ比較的に発行枚数が少ない4銭以上の切手は買取額が高く、3銭以下は発行枚数が多いため買取額も低くなる傾向にあります。