切手の種類

【全8種類】航空切手の買取価格いくら?鑑定価値&売買相場《一覧表》

(画像出典:日本郵便趣味協会)

切手をコレクションする人の間で、希少価値が高いものの1つが航空切手です。切手を知らない人からすると、航空切手は聞いたことがないと思うでしょう。

それも当然で現在では発行されていない切手だからです。かつて日本では航空郵便制度があり、この制度を利用する時は専用の航空切手を使う必要がありました。

ですが約20年ほどでこの制度は変更されて、速達郵便制度となったのです。そのため現在は使われていません。この航空切手の買取価格などについて詳しく調べてみました。

【全8種類】航空切手の買取価格・鑑定価値《販売相場一覧》

では航空切手の買取価格は、どのようになっているのでしょうか。約20年ほどの期間しか発行されていなかったため、希少価値が高く買取額には期待ができます。全部で8種類あるのですが、1つずつ確認をしていきます。

①【芦ノ湖航空】鑑定価値と買取価格相場

芦ノ湖航空 時代 1929年~34年
価値 C
相場 1000円~2500円
素材
画像出典 日本郵便趣味協会

1929年~34年にかけて発行された航空切手が芦ノ湖航空です。額面としては8銭5厘~33銭までの5種類があります。デザインとしてはフォッカー7型3M旅客機が採用されているのが特徴です。

  • 8銭5厘通常品で1000円~2500円
  • 美品だと2500円~4000円前後
  • シートだと10万円~40万円程度

最も高額になるのが8銭5厘です。次に33銭、18銭、16銭5厘、9銭5厘といったように続きます。

②【五重塔(銭位)】鑑定価値と買取価格相場

五重塔航空 時代 1951年発行
価値 C
相場 500円~1500円
素材
画像出典 日本郵便趣味協会

1951年発行の航空切手が五重塔になります。図柄としてはダグラスDC4が描かれていて、バックに五重塔が聳えているものです。

額面としては15円~40円の5種類です。発行当時はまだ銭が使われていたことから、額面表記が銭の単位として00がついているのが特徴です。

  • 額面20円・25円の通常品は500円~1500円
  • 美品だと1500円~2000円
  • シートで3万円~10万円程度

次いで買取額が高いのは30円で40円、15円と低くなっていきます。ちなみに1952年からは同デザインで額面単位が円になった切手が発行されています。

③【五重塔(円位)】鑑定価値と買取価格相場

五重塔(円位) 時代 1951年
価値 C
相場 1000円~2000円前後
素材
画像出典 日本郵便趣味協会

1951年発行の五重塔の後継になるのが、単位が円に切り替わったものです。こちらは1952年~62年にわたって発行された航空切手になります。

額面の表記こそ円単位になっていますが、図柄そのものの変更はありません。

  • 額面20円通常品で1000円~2000円前後
  • 美品は2000円~3500円程度
  • シートで5万円~40万円程度

この額面20円だけが例外的に高く、他の額面は通常品で20円~200円程度です。

④【大仏航空】鑑定価値と買取価格相場

大仏航空 時代 1953年
価値 D
相場 300円~500円程度
素材
画像出典 日本郵便趣味協会

1953年発行の航空切手が大仏航空です。図柄には大きく鎌倉の大仏が描かれ、奥には富士山とダグラスDC4がデザインされています。

額面は70円~145円の4種類があります。使用済みでも需要はありますが、未使用品よりも買取額は落ちてしまうでしょう。

  • 額面145円の通常品で300円~500円程度
  • 美品で500円~1000円前後
  • シートだと6000円~2万円程度

他の額面は買取額が下がりますが、それでもしっかりとプレミア価格を保っています。

⑤【きじ航空】鑑定価値と買取価格相場

きじ航空 時代 1950年
価値 C
相場 1500円~3000円
素材
画像出典 日本郵便趣味協会

1950年に発行された航空切手が、きじ航空です。額面としては16円~144円の5種類が発行されていました。額面はいずれも航空郵便の料金に合わせて発行されているため、中途半端なものとなっているのです。

  • 59円通常品で1500円~3000円
  • 美品だと3000円~5000円
  • シートは8万円~25万円以上

額面59円が最も買取額が高く、次いで144円、34円、103円、16円といった順で買取額は低くなっていきます。

⑥【立山(銭位)】鑑定価値と買取価格相場

立山(銭位) 時代 1952年
価値 D
相場
素材
画像出典 日本郵便趣味協会

1952年には立山航空切手が発行されました。額面は55円~160円の6種類あります。図柄のバックに大きく立山連峰がデザインされているのが特徴です。

もともと銭単位の額面ですが、5ヶ月後には円単位のものが発行されたので希少価値が高くなっています。

  • 額面55円の通常品だと4000円~8000円程度
  • 美品は8000円~1万5000円程度
  • シートは20万円~70万円以上

希少価値が高い切手であるため、買取額にも期待できるでしょう。ちなみに次いで買取額が高いのは75円額面です。

⑦【立山(円位)】鑑定価値と買取価格相場

円単位立山航空 時代 1952年
価値 C
相場 2500円~5000円
素材
画像出典 日本郵便趣味協会

1952年発行の航空切手は立山航空の円単位です。前段でもお伝えしましたが、当初は銭単位で発行されたものの、補助通貨が廃止となったことから円単位として発行されました。銭よりも買取額は多少下がっています。

  • 75円通常品で2500円~5000円程度
  • 美品は5000円~1万円前後
  • シートで12万円~50万円程度

他にも額面が80円のものと、若干落ちますが55円のものも買取額が高いです。

⑧【コイル航空】鑑定価値と買取価格相場

コイル航空 時代 1961年
価値 C
相場 700円~1500円前後
素材
画像出典 日本郵便趣味協会

1961年発行の航空切手がコイル航空です。ただしこの切手は特殊なもので、実は航空郵便のために発行されていません。

京都中央郵便局にて自動販売機で販売するためのもので、製造を間に合わせるのに五重塔のデザインも流用しています。臨時で発行され、使われた期間も短いことから買取額も期待できるでしょう。

  • 通常品で700円~1500円前後
  • 美品だと1500円~2500円程度
  • 使用済みの場合は500円~2000円程度

航空切手の買取額から見ればさほど高くありませんが、一般的な切手と比較すると十分に高値をつけています。

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航空切手とは~製造発行の背景や価値について~

航空切手とはどういうものかについても確認しておきます。日本で最初に発行された航空切手は1929年のものです。ですが第二次大戦があったことから、再び発行されたのは戦後になってからになります。

  • 国内航空郵便
  • 国際航空郵便

この2つが発行されています。その後何枚かの切手が発行されましたが、最後の航空切手となったのが大仏航空です。1953年になって国内における航空郵便制度が、速達郵便制度と吸収されることになったためです。

つまり普通切手で速達や航空郵便が使えるようになったことから、別途航空切手を発行する必要がなくなりました。結果として短い期間だけ使われていたものとなり、希少価値が高くなっています。

まとめ

(画像出典:日本郵便趣味協会)
(画像出典:日本郵便趣味協会)

航空切手の買取価格についてまとめてみました。航空切手とは航空郵便専用に発行された切手を指します。ただし使われていたのは戦前から戦後の数年であり、非常に短い期間しか発行されませんでした。

そのため切手コレクターの間では、希少価値が高いことで有名です。買取額も希少価値に合わせて高くなっています。

特に買取額が高いものだとバラ1枚で1万円以上の値がつくこともあるほどです。他の航空切手も平均すれば、かなり高値で取引されていると言っても良いでしょう。