【天安門図第5版切手】買取価格はいくら?鑑定価格&売買相場まとめ
切手の世界では日本国内以外でもプレミアがつくものがあります。その中でも代表的なのが中国切手でしょう。中国で発行された切手のことで、特に赤猿切手は有名です。
ここでは天安門図第5版切手について見ていきます。天安門図切手は1950年の1月に初版が発行されています。
それ以後は同年の3月に2版、同年10月には3版といったように様々な種類が発行されたことで有名です。ここでは天安門図切手の中でも、第5版の買取価格などについて詳しく調べてみました。
天安門図第5版の買取価格・鑑定価値《平均相場一覧》
時代 | 1951年 | |
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価値 | D | |
相場 | 1万元:10円から70円 2万元:20円から130円 3万元:900円から6,000円 5万元:1,300円から9,000円 10万元:3万円から13万円 20万元:4万円から17万円 |
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額面・種類 | 1万元、2万元、3万元、5万元、10万元、20万元 | |
画像出典 | 福ちゃん |
では天安門図第5版の買取価格から確認していきましょう。天安門図第5版には額面別に6種類が発行されています。
いずれも額面が高い切手であるのが特徴の1つで、後の文化大革命によって大半が失われたことから買取価格が高くなっているのです。
- バラなのか6種類揃っているのか
- バラであれば額面が高額か
- 切手の保存状態
この3つの要素によって、買取価格は違ってくると考えてください。では実際にどの程度の買取価格になっているのかを確認しましょう。
- 10万や20万の高額面バラの場合だと20万円~30万円前後
- 1万~5万の額面でも15万~25万前後
- 6種類セットになっていると50万円~100万円程度
いずれもかなり買取価格が高くなっています。使用済みでも希少価値が高いために、高額で取引されているのが特徴です。
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天安門図第5版~製造発行の背景や価値について~
天安門図切手は前述のように1950年に初版が発行されました。図案として採用されているのが天安門であることから、天安門図切手と呼ばれています。天安門図第5版は1951年に発行されたものです。
第3版とほぼ同じ図案が採用されているのですが、発行された切手の額面がいずれも高額のものばかりなのが特徴です。額面としては6種類発行されています。
ただ1966年から起こった文化大革命によって、切手の収集が禁止されたことなどがあり現存する枚数が非常に少ないのです。
- 現存枚数が少ないため希少価値が高い
- 使用済みでも高額買取が期待できる
- 切手の保存状態次第ではさらに高値が期待できる
天安門図第5版はこうした特徴を持っています。さらに天安門図切手は当時の印刷技術が低いこともあり、エラーが頻出していたそうです。こうしたエラー切手がもし手元にあるのなら、先程述べた以上の高値がつく可能性も高いでしょう。
切手に描かれている『天安門』について
最後に天安門図第5版の図案に採用されている天安門について解説しておきます。北京の東城区にある城門のことで、明や清の時代の王宮であった紫禁城の第一門のことです。
中国を代表する観光地だけあって、多くの人が訪れています。構造としては5つの通路がある城壁の上に、木造の楼閣が建てられているものです。中国の代表的な城門建築の1つでもあります。
現在の天安門は1970年に再建されたもので、毛沢東が1949年に建国宣言を行った場所でも有名でしょう。
ポイント
- 蒋介石
- ヨシフ・スターリン
また肖像画のバージョンはいつも同じように思うかもしれませんが、実は建国から4回ほど変わっています。
- 軍服の毛沢東
- 真正面からの人民服
- やや斜めからの人民服
- 現在の真正面からの人民服
現在でも中国を代表する場所だといっても良いでしょう。
まとめ
天安門図第5版についてのまとめでした。天安門図第5版は1951年に発行された高額面の切手を指します。もとは1950年から発行されたシリーズもので、すべて天安門が図案として採用されているのが特徴です。
数ある天安門図切手の中でも、第5版は特に希少価値が高いことから買取額も高めになっています。特に6種類発行された額面がすべて揃っているのなら、状態次第では100万円を超える値がつくこともあるでしょう。